ドル円、介入での下落幅の半値戻しを意識 円売り圧力は継続
ニュース概要
14日の為替市場でドル円は、弱い米経済指標を受けて158.60円まで下落したものの一巡後に切り返し、159円台、159.30円台で終えた。ユーロドルは1.1585ドルまでユーロ高ドル安に傾く場面があった。
東京市場の焦点
本日の東京市場では、ドル円が底堅さを保ちながら上値を試す展開が想定される。先月23日に付けた年初来高値から為替介入でつけた安値までの下落幅の半値にあたる159.61円をどこまで試せるかが注目される。
背景と材料
7日に伝わった弱い米雇用統計があったにもかかわらず、先週は157円台半ばから159円台半ばまで水準を切り上げた。その後も弱い米経済指標や日銀の利上げ観測などの下で、158.60円付近を下値にドル買い・円売りが優勢な地合いが続いている。8月3日の円買い介入以降はドル円の円安推移が続き、介入によって生じた市場の歪みが逆に円安圧力を強めているとの指摘もある。報道では、日米協調介入で160円を割り込み155円台まで押された後、投資家が連日で円売りポジションを積み増しているとされる。
その他の要因
週末に発表された米指標はねじれた内容だった。7月小売売上高は前月比0.6%減と予想外に落ち込み、8月の米消費者態度指数(速報値)も予想より弱かった。一方で、その消費者態度指数の1年先期待インフレ率は4.3%へ上昇し、9月の米連邦準備理事会の利上げ観測は後退したという。日銀に関しては9月利上げの織り込みが進んでおり、元財務官が「政策金利を1.5-1.75%程度まで引き上げる可能性」に言及したことも報じられている。加えて、ホルムズ海峡を巡る米国とイランの対立も緊張緩和には至っていない。
